第2回 三脚で手ブレ対策

 写真撮影の失敗原因は、ほとんどが手ブレとピンボケでしょう。このふたつをなくすだけで、写真がぐっと見栄えします。今回は手ブレ対策を説明します。例によって

●お金をかけない
●簡単で確実
●分かりやすい説明

を心がけるので、どうぞお付き合いください。


 最初に、手ブレとピンボケの違いを説明します。

手ブレ ピンボケ 正常
手ブレ ピンボケ 正常

 手ブレが起きるのは、シャッターを切った瞬間にカメラが動いてしまったからです。たいてい、上から下にブレます。

 ピンボケは、焦点(ピント)が被写体の前後にずれてしまったときに起きます。人物はボケボケなのに背景がくっきり写っている写真が、典型的な例です。

 手ブレとピンボケのない写真は、特別な工夫がなくても結構見れます。


 手ブレをなくすには、手っ取り早いのは三脚を使うこと。お人形は動かないので、三脚で撮ればブレは発生しません。じっくり構えて、いい表情を探すのが楽しい(^^)。

三脚  これは僕が愛用している三脚です。これを例に説明します。

 雲台(うんだい)という部分にカメラを取り付けてネジで固定します。軸が3方向に回転するので、カメラを自由に動かせます。

 エレベーターという棒が上下に移動して、雲台の高さを変えることができます。「あったら便利」というよりも、必須の機能と思ってください。

 三脚が効果的なのは分かるけど、高そうだし、どれを買えばいいか分からない…。そうでしょう、そうでしょう。安物買いの銭失いで勉強してきた僕の経験からアドバイスさせていただきます(涙)。お人形写真を撮影するのに最適な三脚の条件はつぎの通りです。

 これらをすべて満たした三脚であれば、とくに問題なく使えるでしょう。定価はともかく、実売価格では2,000円くらいから売っています。

【参考】
代表的メーカーのカタログページ

 いろいろあるけど、コンパクトシリーズがオススメかな?

アマゾンではこれが売れ筋です。安価で小型軽量、エレベーターも付いてます。僕が使っているものとほぼ同じですが、こっちのほうがやや小型。

購入者の感想では、「脚ロックがナット式なので面倒」という意見がありますが、このほうが動作が確実で、微調整もできていいと思います。ラッチ式(折り畳み傘の柄を想像してください)は、途中でしっかり留めることができないんですよね。

 三脚にカメラを固定して撮影すれば、まずたいがいは手ブレを追放できると思います。しかし、シャッターを押す手に力が入りすぎると、結局手ブレになります。そういうときは、セルフタイマーを使用するといいでしょう。シャッターを押して数秒後に本当のシャッターが切れるという機能です。カメラにはほぼ必ず付いています。

 三脚に頼らず自分の手で自由な構図を撮影したいという方は、手ブレしないように脇を締めて、カメラを自分の顔面に押し付けたり、机に肘をついたりして撮るといいようです。

【さらに詳しい解説】
三脚ワンポイントアドバイス集

【奥さん、おトクですよ!】

 身近な家具や家電製品を三脚の代用に使うことも可能です。たとえば折りたたみ椅子や石油ファンヒーターが、大きさ的には手ごろです。雑誌を積み上げてもいいかもしれませんね。

 とにかく、カメラを置いた状態でシャッターが切れればいいわけです。置き場所が多少不安定でも、セルフタイマーを使えばなんとかなるでしょう。

 お金をかけずに手間かける。こういうときこそ生活の知恵ですよ!

 次回はピントの合わせ方を説明します。


前書き
第1回 デジカメの機種選び
第2回 三脚で手ブレ対策
第3回 ピントの合わせ方

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